スノーブーツの特徴
スノーブーツとは、ソールが雪や氷の上でも滑らないように加工されたブーツです。高いグリップ力が特徴で、雪山や凍った道でも安全に歩行できます。また、防水透湿性によってブーツの中に水がたまりにくい点も魅力です。
混同されやすいものに、土や木道の歩行に適したトレッキングシューズがあります。トレッキングシューズとは土や木道の歩行に適したシューズであり、山での使用を想定している点はスノーブーツとの共通です。しかし、スノーブーツは低温環境でも快適に活動するために、トレッキングシューズよりも高い保温性や防寒性が搭載されている点で大きく異なっています。
スノーブーツの選び方

スノーブーツを選ぶ際に以下の点を意識すると、より快適に登山を楽しめます。
- 丈の長さで選ぶ
- 滑りにくさで選ぶ
- 防寒性で選ぶ
- 防水性で選ぶ
- サイズ感で選ぶ
丈の長さで選ぶ
スノーブーツのブーツ丈を大きく分けると、ショート丈とミドル丈・ロング丈の3つに分かれます。丈の長さは着脱のしやすさや防水性・防雪性などに影響するため、使用するシーンに応じて適したものを選びましょう。
| カットの種類 | 靴の特徴 | おすすめのシチュエーション |
| ショート丈 | ・着脱しやすい ・軽くて動きやすい ・水や雪が入りやすい | 雪がほとんど積もっていない道 |
| ミドル丈 | ・着脱しやすい ・ショート丈より重く、ロング丈より軽い ・ロング丈より防水性・防雪性が劣る | 積雪の深さが10cm未満の道 |
| ロング丈 | ・水や雪が入りにくい ・着脱しにくい ・重くて動きにくい | 積雪の深さが10cmを超えている道 |
動きやすさを重視するのであればショート丈、防水性・防雪性を重視するのであればロング丈、動きやすさや防水性・防雪性のバランスがとれたものであればミドル丈がおすすめです。それぞれメリット・デメリットがあり、おすすめのシチュエーションも異なっています。
滑りにくさで選ぶ
冬のアウトドアやウィンタースポーツで履くスノーブーツを選ぶ場合は、転倒を防ぐために滑りにくいものを選びましょう。ソールの素材と形状によって滑りやすさは大きく異なります。
ソールの素材にはさまざまなものがありますが、その中でもラバー素材が特におすすめです。耐久性・耐摩耗性の高さが魅力で、自動車のタイヤにも使われています。また、ソールの形状はラグソールと呼ばれる凹凸の激しい形がおすすめです。
アウトドアで凍っている道を歩く場合は、ソールのグリップ力だけでは滑ってしまう可能性があります。スパイクが付いているものを選ぶことで、スパイクが氷や雪をとらえて転倒を防止可能です。ただし、タイル床では滑ってしまうため、タウンユースには向いていません。
防寒性で選ぶ

冬は気温が低く、防寒対策が十分でなければ、足先の冷えによって歩きにくさを感じてしまいます。雪山に登る場合は、凍傷によって組織が破壊されることも。
冬のアウトドアやウィンタースポーツで履くスノーブーツを選ぶ場合は、内側にボアやニットの素材が採用された保温性の高いものがおすすめです。足を入れているだけで、空気の層によって温かさを感じられます。また、履き口をファスナーで調整できるものを選ぶと、温かい空気を逃がしません。
防水性で選ぶ
防水性の低いスノーブーツを選んだ場合、靴の中に水が染みこんできて不快に感じてしまうでしょう。靴下が濡れている状態が続けば、足先の冷えにもつながります。
スノーブーツを選ぶ際は防水や撥水性の高いものを選び、冬のアウトドアやウィンタースポーツを長時間快適に楽しみましょう。ただし、防水性の高いものになるほど、靴の内部が蒸れやすくなる留意点があります。
サイズ感で選ぶ
スノーブーツを履く際は、防寒対策として厚手の靴下を履くことが多くなっています。窮屈にならないために、いつも履いている靴のサイズよりも0.5~1cmほど大きなものを選ぶことがおすすめです。
自分の足にフィットするかは、サイズ(足長)だけではありません。足幅や足囲によっても変わってくるため、試着してから購入すると後悔しにくいでしょう。その際、実際の着用を想定して厚手の靴下を用意することが重要です。
おすすめのメンズスノーブーツ4選!
数あるメンズスノーブーツの中から、おすすめの商品を4つ紹介します。
1964 パックナイロン(ソレル)

「1964 パックナイロン」は、防寒性と防水性に優れた男性用スノーブーツです。ソールには圧縮フェルトフロストプラグが搭載されており、マイナス40度といった過酷な環境にも耐えられます。履き口には取り外し可能なボアカフがついており、冷気を侵入させません。
防水ナイロンアッパーによって、雨や雪など冬のすべての天候に対応できます。キャメルやネイビーなどシックなカラーでコーディネートに取り入れやすい点も魅力です。
| サイズ展開(cm) | 25/26/27/28/29/30 |
| 素材 | ポリエステル |
| 重量(片足) | 714g(27cm) |
| カラー | Camel Brown, Black/Tobacco, Black/Black, Ancient Fossil/Quarry, Dove |
ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ VII ショート(THE NORTH FACE)

「ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ VII ショート」は、テックプルーフ防水メンブレンとサーモライト中わたで、軽量かつ高い保温性を実現した防水ウィンターブーツです。ヴィブラムアイストレック採用で雪道でも優れたグリップ力を発揮します。日本人向け設計と足首ホールドで快適な履き心地のため、日常からアクティブシーンまで幅広く活躍します。
| サイズ展開(cm) | 23/24/25/26/27/28/29 |
| 素材 | ナイロン/THERMOLITE® EcoMade |
| 重量(片足) | 385g(27cm) |
| カラー | キャバングレー×TNFブラック・GK |
グリーザー トール ウォータープルーフ(KEEN)

「グリーザー トール ウォータープルーフ」は、KEEN独自で開発した防水透湿素材「KEEN.DRY」を使用している男性用のスノーブーツです。アースカラーでまとめられたおしゃれなデザインとなっています。
軽量性と防寒性が優れているだけではなく、快適に日常使いできる点も魅力です。ソールの厚みは薄く、柔らかいことからタウンユースからアウトドアまでさまざまな場面で着用できます。
| サイズ展開(cm) | 25.5/26/26.5/27/27.5/28/28.5/29 |
| 素材 | 防水プレミアムレザー/パフォーマンスメッシュアッパー |
| 重量(片足) | 645g |
| カラー | Black×Plaza Taupe/Olive Drab×Dark Earth |
サップランド フォー ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ(Columbia)

「サップランド フォー ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ」は、コロンビアが独自に開発した保温テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」によって高い保温性を実現しているユニセックスのスノーブーツです。
雪道や凍結路で高いグリップ力を誇るサップランドシリーズの進化モデル。ウォータープルーフ仕様と熱反射保温機能で真冬も暖かく快適です。ヴィブラムアークティックグリップ搭載で安定した歩行をサポートし、アウトドアから日常まで幅広く活躍します。
| サイズ展開(cm) | 23/23.5/24/24.5/25/25.5/26/26.5/27/27.5/28/28.5/29 |
| 素材 | コーデュラ®ファブリック |
| 重量(片足) | 目安重量516g(27.0cm)、430g(24.0cm) |
| カラー | Black/Collegiate Navy/Dark Moss/Elk/Canoe |
ビジネスシーンにおすすめのメンズスノーブーツ!
ビジネスシーンでも着用できる、おすすめのメンズスノーブーツを2つ紹介します。
BH555(North Date)

「BH555」は、北海道の靴メーカーが雪道と氷雪路面のために制作したスノーブーツです。折り畳み式のスパイクがついており、ビジネスシーンではスパイクを収納して着用できます。黒を基調としたキルティングレザーを採用しており、ビジネスシーンに馴染むデザインです。 水深4cm4時間まで耐えられる高い耐水性も魅力です。4Eワイドによってゆったり着用できて、仕事中は業務に集中できます。
| サイズ展開(cm) | 24.5/25/26/26.5/27/27.5 |
| 素材 | 合成皮革 |
| 重量(片足) | 350g (24.5cm) |
| カラー | ブラック |
防水スノーブーツゲイナー GN0146(広島化成株式会社)

「防水スノーブーツゲイナー GN0146」は、広島化成の技術の粋を集めた「ゲイナー」シリーズに防水機能、耐滑ソールを備えたスノーブーツです。黒色を基調としたシンプルなデザインによって、ビジネスシーンで着用しても違和感がありません。
また、水深5cm6時間まで耐えられる高い耐水性が備わっており、通勤時に靴が濡れる不快感を感じにくい点が魅力です。幅広の4E設計でゆったりと着用できるため、長時間着用しても締め付けによるしんどさは感じないでしょう。抗菌防臭加工も施されており、蒸れることによる臭いも気になりません。
| サイズ展開(cm) | 24.5/25/25.5/26/26.5/27/28 |
| 素材 | 合成皮革 |
| 重量(片足) | 記載なし |
| カラー | ブラック |
まとめ
一口にスノーブーツといっても、丈の長さや滑りにくさ・防寒性など機能性はさまざまです。どれも同じようなものだといい加減に選んでしまうと、期待した効果を得られない可能性があります。機能性を比較検討したうえで、自分に合うスノーブーツを選びましょう。
気になるスノーブーツがある場合は、購入前に一度試着することをおすすめします。サイズや足幅・足囲によってフィット感は変わるため「サイズは合っているはずなのに、なぜか大きく感じる」「サイズはいつもと同じなのに、窮屈で苦しい」と感じる場合があります。購入後に後悔しないためにも、着用してフィット感を確認しましょう。
筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
登山情報を、はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

