三重には登山初心者や親子で楽しめる山がたくさん!絶景日帰りハイキングを楽しもう
三重県は初心者や子ども連れでハイキングをたのしめる魅力的な山がたくさんあり、一年を通して多くの登山客が訪れる人気のハイキングエリアでもあります。
登山初心者が三重県で山登りするならどこがいいの?今回はそんな疑問にお答えすべく、初心者や子ども連れのファミリーが気軽に絶景日帰りハイキングをたのしめるハイキングスポットとして、横山・高見山・藤原岳の3つの山をご紹介します。
どの山も1年を通して多くの登山客が訪れる人気の山ですので、ぜひハイキングコース選びの参考にされてみてください。
横山(よこやま)

横山の特徴
【山名】横山(標高:203.23m)
横山(よこやま)は三重県に位置する標高203.23mの低山です。沖合から見ると山容が横長に見えることから横山という名前がつけられたといわれています。気軽に絶景をたのしむことができる初心者向けの山として人気があります。
横山には横山天空カフェテラスをはじめ、木漏れ日テラスやそよ風テラス、みはらし展望台、あごわん展望台など複数の展望台があり、これらはまとめて横山展望台と呼ばれています。山頂付近まで車でアクセスすることもできるため、休日には多くのカップルやファミリーでにぎわう人気スポットです。
横山の初心者おすすめハイキングコース
横山は標高が203mほどと初心者や子供連れのファミリーでも気軽に日帰りハイキングをたのしむことができる初心者向けの山です。登山道は整備されていて歩きやすく、片道1時間ほどで登ることができます。ハイキングコースはシンプルで「横山ビジターセンター」を起点に各展望台を経由して横山山頂をめざします。横山山頂から「迫子浅間山」までは10分程度でアクセスすることができるので、体力に余裕のある方はハイキングコースに含めましょう。
【登山口】
横山ビジターセンター
【アクセス】
電車・バスの場合:『近鉄志摩線 志摩横山駅』から徒歩25分程度で『横山ビジネスセンター』に到着します。
自動車の場合:『伊勢二見鳥羽ライン 松下JCT』から国道167号線を進み、横山口交差点を右折して、そのまま道なりに進むと『横山ビジネスセンター』に到着します。
【駐車場】
横山展望台駐車場
- 台数:26台
- 料金:無料
- トイレ:あり
横山の見どころ・おすすめポイント

横山の見どころはなんといっても横山展望台から眺めるすばらしい眺望です。横山には「横山天空カフェテラス」「木もれ日テラス」「そよ風テラス」「あご湾展望台」「みはらし展望台」などの展望ポイントがあり、各展望台からは南側にある英虞湾(あごわん)を一望することができます。
リアス式海岸がつくり出す独特の景色や英虞湾に浮かぶ多くの島々を見渡す絶景を見ようと多くの登山客・観光客が訪れます。「横山天空カフェテラス」では、美しい景色を眺めながら、コーヒーや食事をすることができます。また、周囲には日帰り温泉をたのしめる温泉施設もあるため、ハイキングのあとに汗を流してかえることができます。
高見山(たかみさん)

高見山の特徴
【山名】高見山(標高:1,248.4m)
高見山(たかみさん)は三重県と奈良県の間に位置する標高1248.4mの山です。東側と西側から見ると山頂が尖って見えるため、その山容から「関西のマッターホルン」という異名で親しまれています。かつては高水山や高角山などと呼ばれていたこともあります。
日本三百名山のひとつにも選ばれており、四季折々の豊かな自然をたのしめる山として一年を通して登山客が訪れる人気の山です。特に冬になるとブナ林が霧氷で覆われて幻想的な風景を作り出すことで知られており、本格的な雪山装備がなくても気軽に雪山ハイキングをたのしむことができます。高見山は霊峰としても有名で、山頂には八咫烏を祭る高角神社(たかすみじんじゃ)があります。
高見山の初心者おすすめハイキングコース
高見山にはいくつもハイキングコースがあり、中級者よりのコースや子どもでも楽々登れるコースなど選ぶコースによっていろんな山歩きをたのしむことができます。
人気の定番コースは「たかすみ温泉」からスタートして高見山山頂をめざすコースです。しかし、このコースは往復5時間程度かかるため、登山・ハイキングをはじめたばかりの人や体力に自信がない方にはすこし大変かもしれません。もっと気軽に登りたいという方は、「高見峠」から高見山の山頂をめざすコースがおすすめです。
【登山口】
高見山登山口(高見峠)
【アクセス】
電車・バスの場合:『高見峠』への公共交通機関でのアクセスはありません。公共交通機関を利用する場合は『たかすみ温泉』からのスタートがおすすめです。アクセス方法は『近鉄大阪線 榛原駅』から『奈良交通バス 東吉野村役場行[15]』に乗車して『鷲家』で下車します。そこから『東吉野村コミュニティバス ふるさと号 杉谷方面行』に乗車して、『たかすみの里』で下車します。
自動車の場合:『伊勢自動車道 松坂インター』から県道59号線を経由して、国道166号線に入り、そのまま道なりに54kmほど進みます。高見トンネルの手前を高見峠方面に左折して、山道を案内板に従って進んでいきます。5.6kmほど進むと『高見峠』に到着します。
【駐車場】
高見山登山口駐車場
- 台数:約10台
- 料金:無料
- トイレ:あり
高見山の見どころ・おすすめポイント

高見山にはたくさんの見どころやおすすめポイントがあります。高見山は一年を通して四季折々の豊かな自然をたのしむことができるハイキングスポットとして人気があり、冬のシーズンには樹氷がおりなす幻想的な風景を目当てに多くの人が訪れます。
冬季には臨時のバスが運行されるほどの人気です。春のお花見シーズンには高見の郷で1000本のしだれ桜が咲き誇る絶景をたのしむことができますし、夏の新緑シーズン、秋の紅葉シーズンなどもそれぞれ違った自然の美しい景色をたのしむことができます。山頂は展望に優れており、周囲の山々や奈良盆地、大阪平野までを見渡す360度の絶景パノラマビューを眺めることができます。
藤原岳(ふじわらだけ)

藤原岳の特徴
【山名】藤原岳(標高:1,144m)
藤原岳(ふじわらだけ)は三重県いなべ市と滋賀県東近江市の間に位置する標高1,144mの山です。鈴鹿山脈の北部を形成しており、鈴鹿セブンマウンテンの一山として知られています。山域は鈴鹿国定公園に属しており、日本三百名山や関西百名山、花の百名山にも選定されている魅力的な山です。
公共交通機関でのアクセスもよく、初心者でも気軽に山歩きがたのしめるハイキングスポットとして人気があります。山頂部は比較的平坦で展望に優れており、絶景の大パノラマを望むことができます。
藤原岳の初心者おすすめハイキングコース
藤原岳にはいくつかハイキングコースがあります。多くの場合は三重側から表登山道の「大貝戸道」を通って山頂をめざす、「大貝戸道コース」がよく登られています。「藤原岳登山口休憩所」を起点に「藤原山荘」を経由して山頂をめざします。藤原山荘を山頂と反対側に進むと天狗岩があり、すばらしい絶景を見ることができるので、あわせて訪れることをおすすめします。「裏登山道」を通って下山すると違った道を歩けるため、行き帰りで違う風景をたのしみたいという方にはおすすめです。
【登山口】
藤原岳登山口(大貝戸)
【アクセス】
電車・バスの場合:『三岐鉄道三岐線 西藤原駅』から徒歩7分程度で登山口に到着します。
自動車の場合:『東海環状自動車道 大安インター』から国道365号線、国道306号線を経由して、県道614号線を約2.5km進むと『藤原岳登山口』に到着します。
【駐車場】
藤原岳大貝戸登山口 駐車場
- 台数:25台
- 料金:無料
- トイレ:あり
藤原岳の見どころ・おすすめポイント

藤原岳は花の百名山や新・花の百名山のひとつに選ばれており、フクジュソウやセツブンソウなどの群生地として知られています。春にはいくつもの可愛らしい花が咲き誇る風景を見るために多くの登山客が訪れます。また、夏の新緑や秋の紅葉、冬の樹氷など一年を通して四季折々の自然をたのしむことができます。
山頂ではすばらしい展望が広がっており、鈴鹿山脈の山々や木曽三川、伊勢平野、伊勢湾などを望む絶景パノラマビューを眺めることができます。
三重県には四季折々の自然が楽しめるおすすめハイキングコースがたくさん!三重の山を歩こう
今回は初心者や子ども連れのファミリーでも気軽に登ることができる三重県のおすすめのハイキングスポットとして、横山・高見山・藤原岳の3つの山をご紹介しました。どの山も四季折々の自然がたのしめる魅力的な山ですので、ぜひハイキングコース選びの参考にされてみてください。
三重県にはまだまだ四季折々の自然がたのしめる山がたくさんあります。週末に家族や友人と一緒に三重の山にハイキングに出かけてみてはいかがでしょうか?
筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
「日本山歩きのクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

