関東には、日帰り登山に適した山が複数あります。ハイキング初心者でも絶景を堪能できる山も多いので、週末などに日帰り登山を楽しみたい方はぜひチャレンジしてみましょう。
今回は、関東エリアにあるハイキング初心者~中級者向けの山を5つピックアップして紹介します。
| 山名 | 県名 | 標高 |
| 赤城山(あかぎやま) | 群馬県 | 1,828m |
| 日光白根山(にっこうしらねさん) | 栃木・群馬県 | 2,578m |
| 茶臼岳(ちゃうすだけ) | 栃木県 | 1,915m |
| 鍋割山(なべわりやま) | 神奈川県 | 1,272m |
| 塔ノ岳(とうのだけ) | 神奈川県 | 1,491m |
群馬【山名】赤城山(標高:1,828m)

Photo by 日本山歩きクエスト
赤城山は、黒檜山(くろびさん)を主峰とし、駒ヶ岳、地蔵岳、鍋割山、荒山、鈴ヶ岳、長七郎山の七つからなる複成火山です。日本百名山、関東百名山、上毛三山にもそれぞれ数えられる、国内でも有数の名峰として知られています。
初心者から中級者向けの登山コースが複数あり、かつ東京から2時間ほどというアクセスのよさから、関東エリアの人気ハイキングスポットとして注目を集めています。
赤城山のおすすめ初心者ハイキングコース
赤城山のおすすめハイキングコースは、駒ヶ岳登山口からスタートし、駒ヶ岳山頂から黒檜山の山頂を経由して下山する黒檜山・駒ヶ岳登山コースです。
日本山歩きクエストが実際に登ったときの所要時間は2時間15分ほどだったので、ハイキング初心者でも3時間ほどあれば、山頂まで到達できるでしょう。傾斜は比較的なだらかですが、大きな石がごろごろ転がっているところもあるので、足元に注意しながらマイペースで登っていくのがおすすめです。
赤城山の見どころとおすすめポイント

Photo by 日本山歩きクエスト
赤城山の見どころスポットは、駒ヶ岳山頂と、黒檜山山頂からの景色です。駒ヶ岳山頂からはカルデラ湖である大沼を一望できます。晴れていれば沼の深みのある青色と、鮮やかな空の青色、白い雲がきれいなコントラストになり、すばらしい絶景を堪能できます。一方、黒檜山山頂からは谷川岳や奥日光連山を見渡せる大パノラマを楽しめます。
栃木・群馬【山名】日光白根山(標高:2,578m)

Photo by 日本山歩きクエスト
日光白根山は、群馬県と栃木県の県境に位置する日光火山群の主峰となる山です。関東以北エリアでは最も標高が高い山で、周辺には座禅山や前白根山、白根隠山がある他、内側には弥陀ヶ池、五色沼といった湖沼を抱えているところが特徴です。山頂からの絶景はもちろん、山道には多数の高山植物も自生していることから、日光国立公園の特別保護地区に指定されています。
高山の部類に入りますが、標高2,000mの山頂駅までロープウェイが通じているため、初心者でも気軽に山頂の絶景を楽しめます。
日光白根山のおすすめ初心者ハイキングコース
日光白根山のおすすめハイキングコースは、山頂駅までロープウェイを使用し、奥白根神社を経由して山頂に到達する山頂駅-日光白根山コースです。
最初は幅が広く、平らな道が続きますが、途中で傾斜が急になったりするところもあるので注意して進みましょう。また、途中に分岐がありますが、案内板が出ているので迷う心配はありません。
行程時間は約5時間。のんびり歩いても6時間くらいなので、朝から登れば明るいうちに悠々下山できます。
日光白根山の見どころとおすすめポイント

Photo by 日本山歩きクエスト
日光白根山の見どころは、ゴンドラから望める風景と、山頂からのパノラマです。ロープウェイは山頂駅まで約15分。天窓と扉窓があり、高原のきれいな空気を吸いながら、山々の風景を眼下にした空中散歩を楽しめます。山頂からは、山の内側にある湖沼を一望できる他、富士山や南アルプスなども望めて、雄大な景色を思う存分味わえます。
栃木【山名】茶臼岳(那須岳)(標高:1,915m)

Photo by 日本山歩きクエスト
茶臼岳は、栃木県の最北端に位置する那須連峰の主峰であり、今なお白い噴煙を噴き上げている活火山としても知られています。標高は低山というには高く、高山というには低い山は登山に適しており、低山よりも歯ごたえのある山登りを楽しみたいという方に向いています。
一方で、9合目まで到達できるロープウェイも整備されているので、ハイキング初心者でも気軽に山頂まで到達可能です。「本格的な装備はないけど、登山や絶景を堪能したい」というニーズも叶えてくれます。
茶臼岳のおすすめ初心者ハイキングコース
茶臼岳のおすすめハイキングコースは、峠の茶屋駐車場からスタートし、避難小屋を経由して山頂へ向かい、ロープウェイで下山する山頂駅-日光白根山コースです。
駐車場と峠の茶屋跡の中間地点を過ぎた辺りから、岩場の多い登山道が長く続くため、足元に注意しながら進みましょう。避難小屋で小休止してから、お釜口を経由して山頂に到達した後は、登ってきた道とは反対側にある道から山を下り、山頂駅からロープウェイに乗ります。駅から駐車場までは整備された道が続くので、疲れた足でも歩きやすかったです。
往きは登山を楽しみつつ、帰りはロープウェイを使って楽に下山するコースなので、所要時間は約3時間ほどです。ハイキング初心者にもチャレンジしやすいコースといえるでしょう。
茶臼岳の見どころとおすすめポイント

Photo by 日本山歩きクエスト
茶臼岳の見どころは、山頂からの360度絶景パノラマビューです。日本山歩きクエストが登ったのは5月上旬だったので、雪を頂く雄大な山々の景色を堪能できました。秋なら色とりどりの紅葉を楽しめるでしょう。また、ロープウェイで下山する際も、上空から高山植物が自生する山の姿を拝めます。
神奈川【山名】鍋割山(標高:1,272m)

Photo by 日本山歩きクエスト
鍋割山は、神奈川県中西部、松田町・山北町・秦野市の境に位置する山です。山頂はなだらかな平らになっており、富士山の展望に適していること、標高1,272mと手頃な高さであることなどから、関東エリアでも人気の登山スポットとなっています。
ブナの木が多いことでも有名で、山登りしながら森林浴を楽しめるところも魅力の一つです。また、山頂の一角には鍋割山荘と呼ばれる山荘があり、名物の鍋焼きうどんは時として売り切れてしまうほどの人気を博しています。
鍋割山のおすすめ初心者ハイキングコース
鍋割山のおすすめハイキングコースは、大倉からスタートし、二俣と後沢乗越を経由して山頂に向かい、来た道を戻っていく大倉ハイキングコースです。以前は表丹沢県民の森駐車場に車を停めて四十八瀬川沿いの登山道に入るコースが一般的でしたが、現在は駐車場が使用禁止となっているため、大倉バス停からスタートし、西沢林道から二俣を目指すコースを利用するとよいでしょう。
二俣の先にある分岐を通り過ぎ、登山道林道が終わった辺りから勾配が厳しくなるので、気を付けて登っていきます。そこから先は一本道なので迷う心配はないでしょう。
鍋割山の見どころとおすすめポイント

Photo by 日本山歩きクエスト
鍋割山のおすすめスポットは、富士山の雄大な姿を望める山頂です。富士山の他にも、西丹沢の山や相模湾、関東平野などを一望できるパノラマビューなので、絶好の撮影スポットでもあります。また、山頂には冒頭でも説明した鍋割山荘の鍋焼きうどんを食べられるので、登山ランチとしてぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
神奈川【山名】塔ノ岳(標高:1,491m)

Photo by 日本山歩きクエスト
塔ノ岳は、表丹沢の中心に位置する標高1,500m弱の山です。秦野市・山北町・清川村の境にある山は登山口までのアクセスがよく、日帰り登山を楽しめるため、丹沢の中でも特に人気の高い山として知られています。
かつては山頂一帯が鬱蒼としたブナ林となっていたため、登山には不向きでしたが、現在は拓けた明るい山頂になっていることから、絶景スポットの一つとして注目されています。
塔ノ岳のおすすめ初心者ハイキングコース
塔ノ岳のおすすめハイキングコースは、24時間パーキングに車を停めて、ビジターセンターから登山道に入り、いくつかの茶屋や大観望を経由して山頂に至る塔ノ岳・大倉尾根コースです。
要所で勾配がきつい箇所がいくつかありますが、途中にある茶屋や大観望、堀山の家、花立山荘などにはトイレや休憩場所があるため、小休止を入れながらマイペースに登っていけました。ただし、途中にはゴロゴロとした岩場もあるので、特に雨が降っているときは滑らないよう注意して歩きましょう。
塔ノ岳の見どころとおすすめポイント

Photo by 日本山歩きクエスト
塔ノ岳のおすすめポイントは、相模湾から富士山まで見渡せる山頂の絶景スポットです。日本山歩きクエストが登頂したときはあいにくの雨でしたが、晴れていれば南側には江の島や伊豆大島、東側には首都圏を望むことができ、さまざまな景色を堪能できます。なお、途中にある見晴茶屋も、その名のとおり展望のよいスポットなので、休憩がてらチェックしてみてはいかがでしょうか。
関東には初心者から中級者まで楽しめる山がたくさんある!
関東エリアには、ハイキング初心者から中級者まで、幅広い層が登山を楽しめる山がたくさんあります。低山といえない山でも、ロープウェイを活用したり、休憩スポットで小休止したりしながらマイペースに登っていけば、初心者でも山頂の絶景スポットまで辿り着くことが可能です。
登山道へのアクセスが良好な山も多いので、週末にアウトドアレジャーを楽しみたい方は、今回紹介した関東エリアの山にチャレンジしてみることをおすすめします。
筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
登山情報を、はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

