東西南北の広いエリアに魅力的な山がたくさんある兵庫県は一年を通して県内外から登山客が集まる人気の登山・ハイキングエリアです。
神戸から近い六甲山エリアや兵庫県最高峰の氷ノ山がある但馬エリア、日本三大英彦山のひとつである雪彦山がある播磨エリア、初心者でも岩場や鎖場を楽しめる白髪岳の丹波エリアなど、登山初心者から上級者までたのしめる魅力的な山がたくさんあります。
兵庫には子供と一緒に登れるハイキングコースがたくさん!絶景日帰り登山を楽しもう
今回、初心者向けの絶景ハイキングコースとしておすすめする兵庫県の山は、白髪岳(しらがたけ)・雪彦山(せっぴこさん)・鉢伏山(はちぶせやま)の3つの山です。
どの山も初心者や子ども連れのファミリーでも気軽に日帰りハイキングができる定番の人気スポットです。それぞれに違った魅力のある山ですので、ぜひハイキングコース選びの参考にしてみてください。
白髪岳(しらがたけ)

白髪岳の基本情報
【山名】白髪岳(標高:721.8m)
白髪岳(しらがたけ)は兵庫県の丹波篠山市(たんばささやまし)に位置する標高721.8 mの関西百名山のひとつです。南側からみる美しい姿から「丹波富士」とも呼ばれています。山頂からは周囲を360度見渡す絶景のパノラマビューを眺めることができます。
隣接する松尾山(標高688m)とは尾根が続いていて、2つの山を周回するルートが定番のハイキングコースになっています。白髪岳山頂付近は岩場や鎖場があり、初心者や子ども連れのファミリーでも気軽にスリルのある山登りを味わうことができるとして人気があります。
白髪岳のおすすめ初心者ハイキングコース
白髪岳にはいろんなハイキングコースがあり、体力に合わせてハイキングをたのしめます。
初心者におすすめのコースは白髪岳登山口のある住山から白髪岳山頂をめざす「住山ルート」です。登山道は整備されていて歩きやすくなっています。山頂付近に岩場や鎖場がありますが、気をつけて登れば初心者や子どもでも登ることができます。
体力に余裕のあるかたは白髪岳山頂から水山、松尾山を経由して戻ってくる周回コースがおすすめです。周辺には千年杉や不動滝などの見どころがあります。
【登山口】
白髪岳登山口
【アクセス】
電車・バスの場合:JR福知山線『古市駅』から徒歩35〜40分ほどで『白髪岳駐車場』に到着します。
自動車の場合:舞鶴若狭自動車道『丹南篠山口IC』から県道94号線を経由して、国道176号線に入ります。そのまま6kmほど進んで古市の交差点を右折して国道372号線に入ります。踏切を越えて100mほど先にある三叉路を右折して道なりに1.8kmほど進むと『白髪岳駐車場』に到着します。
【駐車場】
白髪岳駐車場
- 台数:約10台
- 料金:無料
- トイレ:なし
白髪岳の見どころとおすすめポイント

白髪岳は豊かな自然と絶景をたのしめる山として一年を通して登山客が訪れる人気の山です。一番の見どころは山頂から望む360度の絶景パノラマビューです。周囲の山々や丹波篠山市の町並みを一望することができます。また、山頂付近には岩場や鎖場などがあり、初心者でも気軽にスリルのある山登りを体験することができます。
一緒にハイキングコースとして登られることの多い松尾山の周辺には、高仙寺跡や松尾城本丸跡、卵塔群などの史跡や千年杉、住山不動滝などの見どころがあります。
雪彦山(せっぴこさん)

雪彦山の基本情報
【山名】雪彦山(標高:915.2m)
雪彦山(せっぴこさん)は兵庫県姫路市の北部に位置する標高915.2mの低山です。福岡県の英彦山(ひこさん)や新潟県の弥彦山(やひこやま)と並んで日本三彦山のひとつとして知られています。ゴツゴツとした大きな岩がたくさんあり、豊富に岩場や鎖場があることから登山家やロッククライマーたちの練習場として人気があります。
古くから修験道の山として知られる雪彦山の南西にはその信仰を支える賀野神社(かやじんじゃ)があります。また、多くの登山客を魅了する雪彦山は関西百名山や近畿百名山、日本百景、ふるさと兵庫50山、ひょうごの森百選などに選ばれています。初心者から上級者まで楽しむことができる人気のハイキングスポットです。
雪彦山のおすすめコース
雪彦山には「一般ルート」と、登山上級者やロッククライマー向けの本格的な岩場を登る「岩場ルート」の2つのコースがあります。
「一般ルート」では、雪彦峰山県立自然公園内の「バンガロー雪彦山」の先にある登山口から大天井岳を経由します。天狗岩の分岐点まで来たら、岩場を避けて鉾立山方面に進み、雪彦山の三角点をめざしましょう。帰りは虹ヶ滝を経由しながら下山します。
雪彦山の登山道は比較的整備されていますが、急な勾配や岩場なども多いため、ヘルメットを装着の上、無理をすることなくゆっくりとしたペースで登りましょう。初心者や子ども連れのファミリーでもチャレンジはできるものの、どのルートであっても「過酷」「険しい」と評する方は多いため、入念な準備が必要です。
【登山口】
雪彦山登山口(雪彦峰山県立自然公園内/バンガロー雪彦山前)
【アクセス】
電車・バスの場合:電車・バスなどを経由して目指す方法のはあまり一般的ではありません。JR『姫路駅』などから、タクシーを利用してのアクセスをおすすめします。
自動車の場合:中国縦貫自動車道『夢前スマートIC』から県道67号線を約8.7km北上します。姫路警察署山之内駐在所を左折して県道411号線を経由して、県道504号線を3kmほど道なりに北上すると『雪彦峰山県立自然公園』の『雪彦山駐車場』に到着します。
【駐車場】
雪彦山駐車場
- 台数:約10台
- 料金:無料(近隣に有料駐車場もあり)
- トイレ:あり
雪彦山の見どころとおすすめポイント

雪彦山にはたくさんのみどころやおすすめポイントがあります。雪彦山はロッククライミングの名所として有名で、山中には見応えのある多くの巨石や奇石が点在しています。
ハイキングをスタートしてはじめに出会うのが、まるで岩が天井のように頭の上を覆う「出雲岩」です。その先にある「見晴らし岩」ではすばらしい展望が広がっており、眼下に脈々と続く山々を眺めることができます。さらにその先にある「セリ岩」では大きな岩と岩の隙間をすり抜けるように通ります。大天井岳山頂付近の「馬の背」はスリルのある岩場をたのしむことができます。
また、雪彦山の山頂は眺望に優れており、すばらしい絶景を眺めることができます。そのほかにも、ふもとの賀野神社や虹ヶ滝など、見どころが満載の山です。
鉢伏山(はちぶせやま)

鉢伏山の基本情報
【山名】鉢伏山(標高:1,221m)
鉢伏山(はちぶせやま)は兵庫県の養父市と美方郡香美町の間に位置する標高1,221mの関西百名山、ふるさと兵庫50山のひとつです。山域は氷ノ山後山那岐山国定公園(ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん)に属しており、南側には兵庫県最高峰の氷ノ山があります。山頂が鉢を裏返して伏せたように凹んでいることから、鉢伏山という名前がついたといわれています。
鉢伏山は関西屈指のスキーの山として知られており、ウィンターシーズンだけでなく一年を通してさまざまなアウトドアレジャーを楽しむことができます。1,000mを超える山ですが、「初心者でも気軽に高原歩きができるハイキングスポット」ととしても人気です。
鉢伏山のおすすめ初心者ハイキングコース
鉢伏山には、ハチ高原を歩く初心者向けのコースのほか、隣接する氷ノ山と合わせて縦走する上級者向けのコースなど、さまざまなハイキングコースがあります。初心者におすすめのハイキングコースはハチ高原登山口から鉢伏山の山頂をめざす「鉢伏山往復コース」です。体力に余裕のある方は、定番の人気コースである鉢伏山山頂から高丸山を経由して戻ってくる周回コースもおすすめです。
登山道は整備されていて歩きやすいため、好天時であれば初心者や子ども連れでも登りやすいです。見晴らしのいい高原を歩くと清々しい気持ちになりますよ。
【登山口】
ハチ高原(鉢伏山登山口)
【アクセス】
電車・バスの場合:JR山陰本線『八鹿駅』から全但バス 鉢伏行に乗車して『鉢伏』で下車します。そこから徒歩1時間10〜20分ほどで『ハチ高原』に到着します。
自動車の場合:北近畿豊岡自動道『八鹿氷ノ山IC』から国道9号線を約11km進み、県道87号線を経由して県道269号線を道なりに進みます。ハチ高原の案内板に従って左折して、但馬アルペンロードを7kmほど進むと『ハチ高原駐車場』に到着します。
【駐車場】
ハチ高原駐車場
- 台数:100台以上
- 料金:無料(スキーシーズンは有料)
- トイレ:あり
鉢伏山の見どころとおすすめポイント

鉢伏山はスキーやハイキング、キャンプ、パラグライダーなど、さまざまなアウトドアレジャーを一年通してたのしめることで幅広い層に人気のある山です。山頂からは、360度を見渡せる絶景。兵庫県最高峰の氷ノ山や周囲の山々、ハチ高原の大草原を見渡す爽快な景色を眺めることができます。また、高地の湿原に生息するヤマドリゼンマイやミツガシワなどのめずらしい植物の群生や、秋のすすきの草原など、四季折々の豊かな自然も魅力です。
兵庫県には四季折々の表情を楽しめる山がたくさん!兵庫の山を登ろう
今回は日帰りで行ける初心者におすすめの兵庫県の定番絶景ハイキングコースとして、白髪岳・雪彦山・鉢伏山の3つの山をご紹介しました。どの山も初心者や子ども連れのファミリーでも気軽に登れて、絶景がたのしめる人気のハイキングスポットです。ぜひハイキングコースの選びの参考にしてみてください。兵庫県にはまだまだ四季折々の絶景がたのしめる山がたくさんあります。休日は兵庫県の山に豊かな自然と絶景をたのしみに出かけてみてはいかがでしょうか?
※登山道の状況や交通網、また駐車場や関連施設などの情報は天候や災害によって変わっている可能性もあります。登山にお出かけの際は最新情報を公式HPなどでしっかりとご確認した上で計画的にお楽しみください。
筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
登山情報を、はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

