富士山で登山する服装とは? 富士登山に必要な服装・装備のチェックリスト!

登山に興味・関心のある方の多くは、一度は富士山に登ってみたいと考えたことがあるでしょう。

実際、富士山は数ある日本の山の中でも特に人気がある登山スポットですが、標高によって気温差が大きく異なるため、服装選びを誤ると体調を崩しかねません。安全・快適に富士登山を楽しむためにも、適切な服装や装備を整えておきましょう。

今回は富士山の標高による気温差と、必要な服装・装備品のチェックリスト、あると便利な富士登山アイテムをご紹介します。

目次

気温差に要注意!富士山の標高によって気温は異なる

富士山に登る際、特に注意したいのが気温差です。

ここでは富士登山の気温と、山登りにおすすめの時期、標高別の気温の目安について解説します。

富士登山に行くなら7月~9月がおすすめ

富士山には大きく分けて4つの登山道がありますが、ルートによって開通期間に違いがあります。

例えば、2025年の登山シーズンは吉田ルートが7月1日~9月10日、須走ルートと御殿場ルート、富士宮ルート、山頂(お鉢巡り歩道)は7月10日~9月10日でした。

このうち富士宮ルートの五合目~六合目は11月上旬まで通行可能となっていますが、10月以降はかなり気温が下がるため、富士登山に挑戦するなら7月~9月がおすすめです。

なお、五合目までに至る富士山スカイラインは、例年4月下旬~11月上旬まで開通しています。

標高別の気温の目安

一般的に、山の気温は標高が100m上がるごとに0.6℃下がるといわれているため、標高約3,776mの富士山に登る場合、途中の山道と山頂では気温が大きく異なります。

例えば麓の平地の気温が30℃だった場合、五合目(標高2,305m)辺りの気温は約18℃となります。

5月の場合、10℃台前半まで気温が下がることもあるようです。

七合目(標高2,700m)になると、平地より-16℃となります。麓の気温が30℃あっても、七合目では14℃となるため、しっかり寒さ対策をしておかないと冷えに悩まされることになります。実際、10月でも七合目辺りまで雪が残っていたケースもあるようです。

そして山頂になると、麓から-20℃程度の気温になります。平地の気温が30℃あったとしても、約10℃の環境下に置かれることになります。

加えて天候などによっては、8月であっても麓と30℃近い気温差が生じることもあるようです。

富士登山に必要な服装チェックリスト

富士登山する際に必要な服装は以下のとおりです。

【服装アイテム】チェック
ベースレイヤー
ミドルレイヤー
アウター
帽子
靴下

以下ではそれぞれのアイテムについて詳しく解説します。

ベースレイヤー

肌の上に直接着用するインナーのことです。登山では大量の汗をかくので、吸湿速乾性の高い素材を使用した登山用インナーを着用しましょう。

ミドルレイヤー

ベースレイヤーの上に着用する中間着です。ベースレイヤーが吸収・発散した汗を体外に放散すると共に、体温を保持する役割を担っています。

そのため、ミドルレイヤーは保温性が高く、かつ気温によって脱ぎ着しやすいフリースジャケットや前開きのベストなどを着用します。

アウター

ミドルレイヤーの上に着用する上着です。風や寒さ、雨などから体を保護する役割を担っています。そのため、濡れや蒸れに強く、風を通しにくい防水透湿性に優れたウインドブレーカーなどを着用します。

帽子

7月~9月は紫外線が強い時期なので、日差し避けの帽子は必須です。なるべくツバの広く、かつ素材自体にUVカット機能が備わったものを選ぶとよいでしょう。

靴下

富士登山ではかなりの距離を歩くので、クッション性や通気性、耐久性に優れた登山用ソックスを着用するのが基本です。

靴下のサイズは自分の足の形やサイズに合ったものを選ぶことが大切です。

富士登山に必要な装備品チェックリスト

富士登山に行く際は、服装だけでなく装備も万端に整える必要があります。

富士登山に必要な主な装備品には以下のようなものがあります。

【装備品】チェック
リュック
ヘッドライト
サングラス
常備薬

リュック

富士登山では、以下に続くアイテムや、脱いだミドルレイヤーなどを持ち歩くためのリュックが必要です。

現地では常に体をアクティブに動かすので、一般的なリュックではなく、登山用のリュック・ザックを選びましょう。容量は20~30Lくらいが目安です。

ヘッドライト

富士山の山道には外灯がないので、日が落ちると辺りが急速に暗くなります。従って、登頂あるいは下山の際は日中のうちに山小屋または麓へ辿り着く必要がありますが、登山道が渋滞していたり、体調が悪くなったりすると予定よりも時間がかかる可能性があります。

そのため、夜間に行動する予定がなくても、ヘッドライトは必ず持っていきましょう。

サングラス

富士山は樹林帯を越えると日差しを遮るものがなくなるため、紫外線にさらされやすくなります。

強い日差しは人体に害を及ぼす他、視界を見づらくする原因にもなるため、UVカット率の高いサングラスを掛けましょう。

登山中は大量の汗をかくため、小まめな水分補給が必要不可欠です。水分補給を怠ると熱中症や高山病の原因となるので、1~2Lの水を持参しましょう。

水分補給ならスポーツドリンクでもかまいませんが、ケガをしたときの洗浄にも役立つので水は必ず持参します。

常備薬

登山中は疲労や気圧・気温差などにより、体調が崩れやすい傾向にあります。万一に備え、頭痛薬や胃腸薬など常備薬を準備していきましょう。

あわせて、ケガに対処できるファーストエイドキットを持っていくのもおすすめです。

あると便利な富士登山アイテム

ここまで紹介した服装や装備品に加え、以下のようなアイテムがあると富士登山で役に立ちます。

【便利アイテム】チェック
トレッキングポール
サポーター
着替え
ボディシート
ゴミ袋

トレッキングポール

トレッキングポールとは登山ステッキのことで、歩行時のバランスを取ったり、下山時の体重を分散したりするのに役立ちます。特に足腰に不安がある方はトレッキングポールを持参した方がよいでしょう。

サポーター

足にサポーターを巻くと、膝への衝撃を和らげることができます。特に下山時は膝への負担が大きくなるため、専用のサポーターを着用するのがおすすめです。

着替え

登山では汗や雨で服が濡れたり、泥で汚れたりする可能性があるので、下山後の着替えを持っていくと便利です。

ただ、着替えの衣類はかさばりやすいので、ミドルレイヤーやボトムスなどは五合目のバスや車に置いておき、ベースレイヤーのみを持ち歩いた方がよいでしょう。

ボディシート

携帯用のボディシートがあると、登山中でもさっと汗を拭き取れます。大判のものを持っていけば、山小屋泊の際、全身の拭き取りに使えて便利です。

ゴミ袋

富士山の登山道にはゴミ箱が設置されていないので、ゴミは全て持ち帰らなければなりません。従って、行動食の空き容器や使用済みのボディシートなどのゴミを収納するゴミ袋を持参していきましょう。

富士山に登るときは適切な服装、装備、アイテムをしっかり準備しよう

富士山は標高ごとに気温が大きく異なるため、レイヤリングアイテムをベースに、帽子や登山ソックスなどのアイテムをしっかり準備しておくことが大切です。また、装備品としてヘッドライトやサングラス、水、常備薬などを登山用リュックに詰めて持っていきましょう。

あわせて、体への負担を軽減するトレッキングポールやサポーター、下山後に着用する着替え、ゴミ袋などのアイテムを持っていくと、富士登山をより快適に楽しめます。

中土剛志

筆者プロフィール:中土 剛志

株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。

月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。

登山情報を、はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

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この記事を書いた人

筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
「日本山歩きクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
迫力ある絶景も魅力ですが、畦ヶ丸や西沢渓谷のような森や渓流に癒されるひとときもいいですよね。
はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

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