京都で登山!歴史・風情を満喫!初心者におすすめのハイキングコースTOP3!!

世界で最も魅力的な都市ランキング1位に輝いたこともある京都は1,000年以上前からある寺や神社など歴史的な価値のある建物が多数あり、歴史を感じることができる日本有数の観光地として人気です。登山というイメージがあまりないかも知れませんが、京都には歴史・風情を満喫しながら楽しむことができるハイキング、トレッキングに最適な山がたくさん存在します。

目次

 京都には歴史と風情ある魅力の山がたくさん!

京都には南アルプスや北アルプスのような標高の高い山はほぼありませんが、登山を楽しむことができる山は多くあります。古都として栄えた京都には今もなお歴史が色濃くのこっており、京都の山には寺や神社など建っている所もあります。山全体が観光地となっている山もあり、歴史と風情を楽しみながらハイキングやトレッキングをたのしむことができるのが京都の山の魅力です。 

子供連れで行ける日帰りハイキングコースを楽しもう!

京都の山は標高1,000m以下の登りやすい低山が多く存在し、初心者や子供連れでも気軽にハイキングを楽しむことができます。今回はアクセスもよく、日帰りで観光と山登りが両方楽しめる一石二鳥の山をご紹介していきます。 

稲荷山(いなりやま)

稲荷山の基本情報

【山名】稲荷山(標高:233m)

稲荷山は京都市伏見区深草の東山三十六峰の最南端に位置する標高233mの低山です。全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は国内外を問わず観光スポットとして有名であり、山全体が神体山となっています。

信者から奉納された約1万基の鳥居が並ぶ『千本鳥居』というと、耳にしたりしたこともある方も多いはず。どこまでも続く赤い鳥居の道はまるで映画の中に迷い込んでしまったかのような感覚になります。山頂へはたくさんの鳥居をくぐりながら歩きます。登山道は舗装されているため歩きやすく、登山やハイキングと言うよりは観光の色が強めです。頂上の『一ノ峰』まで登るのは少しだけ体力が必要ですが、休憩しながら行けば子供でも登ることができます。

稲荷山の見どころ

稲荷山は全体が伏見稲荷大社として有名な観光スポットとなっており見どころに事欠きません。その歴史は奈良時代から始まり、1300年を数えます。はるか昔から多くの人たちが訪れてきた歴史ある場所です。初詣にはいろんな地域から多くの人が訪れます。

真っ赤な鳥居が所狭しと並ぶ『千本鳥居』は非日常的でインスタ映えする場所として老若男女を問わず人気のスポットです。『千本鳥居』を抜けると奥社奉拝所があり、そこには願い事をした後に持ち上げると、そのときに感じる重さが予想より軽ければ願い事が叶い、重ければ叶わないと言われている『おもかる石』があります。山頂である『一ノ峰』からはあまり展望はありませんが、中腹の『四ツ辻』では京都市街を一望できる絶景を楽しむことができます。

稲荷山おすすめ初心者ハイキングコース

初心者や子供連れのファミリーにもおすすめのハイキング、トレッキングスポットである稲荷山のコース難易度は初級クラスです。観光地として整備されているだけのことはあり、スニーカーなどの軽装でも気軽に登ることができます。ただし、サンダルやハイヒールでは難しいのでご注意ください。コースは『四ツ辻』を中心点として8の字のようになっているため、行きと帰りで別々の道を楽しむことができます。

【登山口】

伏見稲荷大社大鳥居

【アクセス】

電車・バスの場合『JR奈良線 稲荷駅』で下車して直ぐ目の前です。
自動車の場合『名神高速道路 京都南IC』より府道68号線→国道24号線→府道201号線を通ると20分ほどで伏見稲荷大社に到着します。

※ハイシーズンは特に周辺が大変混み合いますので公共交通機関でのアクセスがおすすめです。

駐車場

伏見稲荷大社参拝駐車場

台数約170台
料金無料
トイレあり

大文字山(だいもんじやま)

大文字山の基本情報

【山名】大文字山(標高:465.4m)

大文字山は京都市左京区に位置する標高466mの低山です。如意ヶ岳の西峰であり、東山三六峰のひとつに数えられています。五山送り火(ござんのおくりび)の大文字焼きが行われる山として、京都で1番有名な山といっても過言ではありません。1度位はテレビや写真などで大の字に燃える山の姿を見たことがあるのでは無いでしょうか?ハイキングやトレッキングスポットとしても人気のある山であり、中腹に設置されている『大文字の火床』や山頂からはすばらしい景色を一望することができます。標高が低く、初心者や子供連れの人でも気軽に登ることができますが、分岐するポイントが多く蜘蛛の巣のようになっているため、迷わないよう注意して進みましょう。

大文字山の見どころ

大文字山の見どころは五山送り火の際に『大』文字に火が付けられる『大文字の火床』からみる京都盆地の絶景です。180°に開けた大パノラマの京都の景色を見るとすがすがしい気持ちにさせてくれます。山頂からは京都市内や大阪方面も望むことができます。『大文字の火床』は遠目からみると繋がっているかの様に見えますが、じつは繋がっているのは大の文字の『一』と『人』が交わる十字の部分のみで『大』の手や足にあたる火床の部分は四方に点在しています。遠くから見るとちゃんと大の字に見える様に設計されています。

大文字山おすすめ初心者ハイキングコース

大文字山の登山ルートは初級から中級向けまでいくつもありますが、初心者におすすめのハイキングコースは銀閣寺から大文字山山頂を目指す銀閣寺コースです。登山道は所々足場の悪いところもありますが、比較的整備されていて登りやすいので子供を連れてのハイキングでも安心して望むことができることで人気があります。京都市内の絶景を一望できる人気スポットのため、家族連れや友人・カップルでハイキング・トレッキングを楽しむ人たちで賑わっています。

【登山口】

大文字登山口

【アクセス】

電車・バスの場合『JR京都駅』から『京都市バス 銀閣寺・岩倉行き』に乗車して『銀閣寺道』で下車します。
自動車の場合『名神高速道路 京都東IC』より県道143号線を直進し、蹴上駅方面に向かいます。蹴上駅を通過後に右折して市道182号線に入って道沿いに進み、川を右折すると銀閣寺に到着します。

駐車場

京都市銀閣寺観光駐車場

台数40台
料金1,040円
トイレあり

※観光シーズンや土曜日、日曜日、祝日などは1日2時間までの利用になったり、バス・タクシー優先のため、繁忙期および混雑が予想される場合は入庫を断られたりと何かと制限があるため近くのコインパーキングの利用もおすすめです。

鞍馬山 (くらまやま)

 鞍馬山の基本情報

【山名】鞍馬山(標高:584m)

鞍馬山は京都府京都市左京区に位置する標高584mの低山です。650万年前に神様が降臨したといわれている京都一のパワースポットとしても知られており、古くから霊山として知られ、770年頃には鞍馬山の南中腹に毘沙門天を本尊とした鞍馬寺が創建されました。牛若丸(後の源義経)の修行の地としても有名です。古くから、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られており、シーズンにはたくさんの参拝客で賑わいます。ケーブルカーもありますが、距離はそこまで長くないため、ハイキングを楽しみたい方は使用せずに登るのがおすすめです。

鞍馬山の見どころ

鞍馬山はパワースポットのひとつである鞍馬寺正殿前の『六芒星』が有名です。その中心に立つと天から降り注ぐエネルギーを感じることができるということです。源義経が幼少をすごしていた場所と言うこともあり、牛若丸に関連するスポットが多数あります。そのなかでも牛若丸が兵法修行したと伝えられる『木の根道』はパワースポットとしても知られています。

また、鞍馬駅の反対側の麓には恋愛運アップのパワースポットとして知られる『貴船神社』があり、古くから恋愛祈願のために女性の参拝客が多く訪れます。貴船神社のおみくじは一風変わっていて『水占い』と呼ばれており、本宮で白紙のおみくじをもらい、本殿奥にある水占斎庭の御神水にひたすと文字が浮かび上がるようになっています。

鞍馬山おすすめ初心者ハイキングコース

初心者におすすめのハイキングコースは鞍馬駅から鞍馬寺を経て、貴船神社を回って貴船口駅に向かうコースがおすすめです。京都一のパワースポットを余すこと無く堪能することができます。鞍馬駅から山の入り口の仁王門まで歩き、そこで入山料300円を支払います。鞍馬寺までのルートは観光地化されているため、子供連れでも安心して登ることができます。鞍馬寺から貴船神社までは登山道になるので、靴はしっかりとしたものを準備しておきましょう。貴船神社から貴船口駅までは歩くこともできますが、バスが出ているのでご自身の体力と相談しながら利用を検討してみてください。

【登山口】

鞍馬寺仁王門

【アクセス】

電車・バスの場合『叡山電鉄 鞍馬駅』から徒歩すぐ。
自動車の場合『名神高速道路 京都東IC』から鞍馬山方面に北上すると約50分程度で到着します。

駐車場

鞍馬寺山門駐車場

台数10台
料金500円
トイレ近隣にあり

京都にはまだまだ初心者でも気軽にハイキングが楽しめる山がたくさんあります!

歴史・風情を感じることができる初心者におすすめのハイキングコースランキングTOP3はいかがでしたか?今回ご紹介した山は観光スポットとしても有名な場所なので、訪れたことがある場所もあるかも知れません。京都にはまだまだハイキングやトレッキングをたのしむことができる山がたくさんあります!今度の休日には観光も含めたお出かけプランを立ててみてはいかがでしょうか?

中土剛志

筆者プロフィール:中土 剛志

株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。

「日本山歩きのクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。

月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。

はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
「日本山歩きクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
迫力ある絶景も魅力ですが、畦ヶ丸や西沢渓谷のような森や渓流に癒されるひとときもいいですよね。
はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

目次