登山用タイツの種類
登山用タイツとは、その名の通り、登山時に着用するタイツです。保温効果だけではなく、疲労の軽減効果も期待できることから、登山時のアイテムとして人気があります。
登山用タイツは設計によって、以下の3つの種類に分かれます。
| 登山用タイツの種類 | 登山用タイツの特徴 | 登山シチュエーション |
| コンプレッションタイツ | 脚の下部を加圧する。血流改善や疲労軽減を期待できる。 | 歩行時/休憩時 |
| サポートタイツ | 脚の筋肉を加圧する。関節や筋肉の負担軽減を期待できる。 | 歩行時/下山時 |
| ハイブリッド型 | 血流改善や疲労軽減・関節の負担軽減などを期待できる。 | 歩行時/休憩時/下山時 |
コンプレッションタイツ
コンプレッションタイツとは、脚の下部を重点的に加圧するタイツです。脚の下部は着圧が強く、上部になるほど着圧が弱くなる段階設計となっています。
圧力をかけることで血流を改善し、登山時の疲労を軽減します。冷えを防止できたり、むくみを改善できたりする点も魅力です。使用シーンは登山時だけに限らず、座りっぱなしで血流が悪くなっている人にも効果があります。
サポートタイツ
サポートタイツとは、脚の筋肉を重点的に加圧するタイツです。テーピングの原理を取り入れることで、筋肉や関節の動きをサポートする設計となっています。
脚の無駄な動きが抑制することで、筋肉や関節にかかる負担を軽減する点が魅力です。また、関節を保護することで怪我から体を守れます。締め付けがきつくなっており、慣れるまでは装着に苦労するでしょう。
ハイブリッド型タイツ
ハイブリッド型タイツとは、コンプレッションタイツとサポートタイツの機能を兼ね備えたタイツです。段階設計で血流を改善しながら、関節も保護します。
「脚のむくみも改善したいけれど、関節を怪我しないか不安…」などコンプレッションタイツとサポートタイツのどちらかを選べない場合におすすめのタイツです。機能性が高い反面、値段が高い点がデメリットとなっています。
登山用タイツを履くメリット

登山用タイツには血流改善や関節保護といった役割があります。登山では体に大きな負担がかかるため、活用して安全に登山を楽しみましょう。
生地の厚い登山用タイツには、高い保温効果を期待できます。寒さによって筋肉が硬直すると動きにくくなるため、冬など気温の低い時期の登山には、登山パンツと併せた着用がおすすめです。
現在、さまざまなカラーやデザインの登山用タイツが販売されています。取り入れることでコーディネートの幅が広がるため、ファッションとして着用する人も多くなっています。
登山用タイツを履くデメリット
登山用タイツを着用していると、着脱に時間がかかってしまいます。登山パンツと併せて着用していると、トイレで着脱に少し手間がかかってしまい、不便に感じる人もいるでしょう。
また、登山パンツより薄い素材でできており、枝や爪によって破れやすい点もデメリットです。慌てて着脱する際に爪が引っかかって破れてしまうこともあるため、着脱の際には引っかけないように注意が必要です。
登山用タイツの選び方

Photo by 日本山歩きクエスト
自分に合った登山用タイツを選ぶのであれば、以下の点を意識しましょう。
機能性で選ぶ
登山用タイツによって、着圧効果やサポート効果・保温効果など得られる効果は異なります。商品ごとの機能性を確認したうえで、求める機能が搭載されているものを選びましょう。たとえば、日焼けを防止したい場合には紫外線カット機能を、足の臭いが気になる場合には制菌防臭効果のあるものがおすすめです。
素材で選ぶ
さまざまな素材の登山用タイツが販売されています。以下で、主な素材の特徴をまとめました。
| 素材 | 特徴 |
| ポリエステル | ・吸水性が高い ・速乾性が高い |
| ポリウレタン | ・伸縮性が高い ・耐摩擦性が高い |
| ナイロン | ・肌触りが良い ・速乾性が高い ・耐摩擦性が高い |
コットンは吸水しやすいうえに速乾性が低く、登山用タイツが汗で濡れた状態が続きます。体温を奪って体が冷えるため、コットン素材のものは避けましょう。
履き心地で選ぶ
登山用タイツは直接肌に触れるものです。登山時には長時間肌に触れるため、履き心地が悪いと登山に集中できないでしょう。登山用タイツを選ぶ際は自分にとって履き心地の良いものを選ぶ必要があります。
登山用タイツの履き心地は、素材や縫い目の影響を受けます。縫い目が肌に触れると不快に感じる場合があるため、肌に縫い目の触れないフラット設計のものがおすすめです。
登山する季節で選ぶ
登山する季節によって気温や汗のかきやすさなどは異なるため、それぞれの季節に適した機能の登山用タイツを選ぶ必要があります。夏に保温性の高い登山用タイツを着用すると、暑くなりすぎることは容易に想像がつくでしょう。
以下で、季節別に重視すべき機能をまとめました。
| 登山する季節 | 重視すべき機能 |
| 春・秋 | 通気性、速乾性 |
| 夏 | 通気性、速乾性、吸汗性 |
| 冬 | 保温性、速乾性 |
冬の登山時には保温性の高い登山用タイツを着用しましょう。ただし、冬も行動時に汗をかくため、速乾性は欠かせません。
登山用タイツを購入する前に必ず試着しよう

Photo by 日本山歩きクエスト
サイズが自分に合っていないと、血流改善や関節保護といった効果を得られません。きつ過ぎるサイズを選んでしまった場合には、血行不良によって体調が悪くなる場合も。実際に着用してみないと、登山用タイツのサイズ感や着心地はなかなかわからないため、実店舗で一度試着して購入することがおすすめです。
「実店舗に気になる商品が売っていない」「実店舗へ足を運ぶ余裕がない」場合は、商品の購入ページに記載されているサイズ情報を参考にして自分に合っているか確認しましょう。サイズ情報には身長やウエストなどの情報が記載されていますが、ウエストやヒップを優先して選ぶと、着圧によって苦しい事態を防止できます。
春(3~5月)や秋(9~11月)の平均気温は15~25度となっています。平地の日中では登山用タイツを履かなくても快適に過ごせるものの、朝晩や標高の高いところでは気温が下がりやすいため、春・秋も着用がおすすめです。防寒対策をおこない、春・秋ならではの彩り豊かな自然を楽しみましょう。
以下で、春・秋の登山におすすめの服装例とおすすめの商品を紹介します。
春・秋の登山 おすすめの服装例
ベースレイヤー シルク ミドルレイヤー シャツ アウターレイヤー ウィンドブレーカー ボトムス コンバーチブルパンツ 登山用タイツ ナイロン |
おすすめの商品
フォーカスサポートロングタイツ(C3fit/メンズ)

「フォーカスサポートロングタイツ」は、ひざ・腰まわりを安定して支え、快適な動作を追求したサポートロングタイツです。伸びやかで肌にやさしい素材をベースに、ひざ部にはブレを抑えるサポート生地を配置し、運動時の衝撃が緩和されます。軽量かつキックバック性に優れた素材を効果的に組み合わせ、サポート力と軽快なはき心地を両立しています。立体設計によりズレにくく、屈伸時もスムーズです。前開きファスナーで着脱しやすく、カーゴポケットやUVカット機能、リサイクル素材の使用など実用性にも配慮しています。
| タグ | メンズ |
| サイズ展開 | 1/2/3/4/5/B1/B2/B3 |
| 素材 | ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル |
| 重量 | 公式サイトに記載なし |
| カラー | BK |
ジェネレーターモデル ロング タイツ(CW-X)

「ジェネレーター レボリューションタイプ ロング」は、登山時の身体のブレを抑え、安定した歩行を支える登山向け高機能タイツです。腰から脚までをフルサポートする設計で、長時間の行動でも股関節やひざへの負担を軽減。CW-X独自の段階着圧とテーピング原理が筋肉のムダな動きを抑え、下りや不整地でも安心感をもたらします。吸汗速乾性に優れたストレッチ素材が、汗をかいても快適なはき心地を保ち、行動中の脚さばきを妨げません。
| タグ | レディース |
| サイズ展開 | S/M/L/SR/MP/LP/LLP/MT |
| 素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン |
| 重量 | 公式サイトに記載なし |
| カラー | BL/PO |
夏(6~8月)の平均気温は、地域差が大きいですがおおよそ25~30度となっています。登山用タイツには紫外線カット効果や怪我の予防効果があるため、夏の着用にもおすすめです。触れるとひんやり感じる素材のものを選べば、心地よく着用できます。熱中症や汗冷えに注意して、登山を楽しみましょう。
以下で、夏の登山におすすめの服装例とおすすめの商品を紹介します。
夏の登山 おすすめの服装例
ベースレイヤー ポリプロピレン ミドルレイヤー シャツ アウターレイヤー シェルジャケット ボトムス ショートパンツ 登山用タイツ ポリエステル |
おすすめの商品
メンズ スポーツタイツ HZO779 クールタイプ(CW-X)

「メンズ スポーツタイツ HZO779 クールタイプ」は、登山にも適したフルサポートタイツです。腰から脚まで段階着圧で筋肉を支え、長時間歩行でも疲労を軽減。全面メッシュで通気性抜群、吸汗速乾と接触冷感により、蒸れや熱を逃して快適。UVカット付きで日差しの強い山行でも安心です。
| タグ | メンズ |
| サイズ展開 | M/L |
| 素材 | ナイロン/ポリウレタン/ポリエステル |
| 重量 | 公式サイトに記載なし |
| カラー | BL/GY |
インパクトエアーロングタイツ(C3fit)

「インパクトエアーロングタイツ」は、ドライメッシュ素材をメインに使用している、C3fitの登山用タイツです。通気性に優れており、汗をかいてもべたつきにくくなっています。
また、腰や膝、ふくらはぎなどサポート部位にはキックバックの強いストレッチ素材が採用されている点も特徴です。119gと大変軽く、登山パンツと重ね着しても負担になりづらいでしょう。
| タグ | メンズ |
| サイズ展開 | 1/2/3/4/5/B1/B2/B3 |
| 素材 | ナイロン/ポリウレタン |
| 重量 | 119g(サイズ3) |
| カラー | マリンウッドグリーン/ブラック |
冬(12月~2月)の平均気温は2~10度となっています。標高が高くなるとさらに気温は下がり、最悪の場合は命にかかわるため、しっかりと防寒対策をおこなわなければなりません。登山用タイツを登山パンツと併用して、安全に冬ならではの絶景を楽しみましょう。
以下で、冬の登山におすすめの服装例とおすすめの商品を紹介します。
冬の登山 おすすめの服装例
ベースレイヤー ウール ミドルレイヤー ダウン アウターレイヤー シェルジャケット ボトムス ロングパンツ 登山用タイツ ポリウレタン |
おすすめの商品
光電子ウォームロングタイツ(C3fit/メンズ)

「光電子ウォームロングタイツ」は、光電子による遠赤外線保温で自然な暖かさをキープする高機能アンダーウエアです。微起毛の肌面と吸汗速乾素材で汗冷えを防ぎ、ストレッチ性と適度な着圧で筋肉のブレを抑制。ウエストはメッシュゴム+ドローコードで快適フィット。冬の登山やトレッキングでも、暖かく快適に行動できる設計です。
| タグ | メンズ |
| サイズ展開 | S/M/L/XL |
| 素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン |
| 重量 | 記載なし |
| カラー | BK/EN |
スポーツタイツ ジェネレーターモデル ホットタイプ(CW-X)

「スポーツタイツ ジェネレーターモデル ホットタイプ」は、腰から脚までをフルサポートする冬向けタイツです。段階着圧とCW‑X独自のテーピング設計で筋肉のブレを抑え、疲労軽減に役立ちます。嵩高のあたたか素材とストレッチ性で快適なフィット感を実現。ウエストは調節可能なメッシュゴム+ドローコード、すそは重ねばきしやすいオーバーロック仕上げで、スキーや登山など寒冷時の運動にも最適です。
| タグ | メンズ |
| サイズ展開 | S/M/L |
| 素材 | ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン |
| 重量 | 記載なし |
| カラー | BL/KO/RE |
まとめ

登山用タイツがなくても、登山パンツがあれば登山をおこなえます。しかし、登山用タイツには血流改善の効果や関節保護の効果・保温効果など着用するメリットが多くあるため、一着は持っておくことがおすすめです。
登山用タイツであればどれを選んでもよい、というものではありません。どれも同じようなものだといい加減に選んでしまうと、期待する効果を得られないからです。機能性や素材・履き心地などを確認したうえで、自分に合ったものを選びましょう。本記事で紹介したおすすめの商品を参考にして、どの登山用タイツを購入するのか検討してください。
筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
登山情報を、はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

