登山用・アウトドアに最適な懐中電灯の選び方|おすすめのledライトをご紹介

山道には街灯などの明かりがありませんので、自分で懐中電灯を持参する必要があります。

日帰り登山であっても、曇ってきたり、夕方近くになってきたりすると視界が悪くなる可能性がありますので、懐中電灯はいつでも携帯することをおすすめします。

今回は、登山・アウトドアに役立つ懐中電灯の選び方とおすすめ商品をご紹介します。

目次

登山やアウトドアにはLED懐中電灯がおすすめ!

懐中電灯のタイプは、大きく分けて白熱電球式とLEDの2種類があります。

白熱電球式は昔ながらの懐中電灯で、やや赤みがかった色合いの光を放つのが特徴です。以前は、懐中電灯というと白熱電球式が主流でしたが、ライト部分が発熱しやすいこと、消費電力が大きく、すぐに電池が切れてしまうことなど、不満を感じる点も少なくありません。

一方のLEDは、白熱電球に比べて消費電力が少なく、寿命も10倍以上長いと言われています。

懐中電灯は携帯するものなので、電池または充電池で利用するのが一般的ですが、一度電池交換すれば何年も持つので、エコで経済的なところが人気です。

スマホライトとどっちが便利?

ほとんどのスマホにはライト機能が搭載されており、簡単に手元を明るく照らすことができます。

スマホはいつも携帯しているものなので、わざわざ懐中電灯を持ち歩かなくてもよいのは利点ですが、スマホのライト機能は遠くを照らすようには作られていません。手元を照らすくらいなら問題ありませんが、少し先の足元を照らしたり、周辺を見渡したりするほどの明るさや照射範囲はないので要注意です。

また、スマホをライト代わりに使用していると、あっと言う間にバッテリーがなくなってしまい、ほかの機能が使えなくなってしまいます。

スマホはいざというときの連絡手段にも使えますので、ライト代わりに使うのは控え、LED懐中電灯を利用することをおすすめします。

登山用LED懐中電灯の選び方4つのチェックポイント

LED懐中電灯は、製品によって特徴が異なります。

ここでは、登山用LED懐中電灯を選ぶ際に押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

明るさをチェック

懐中電灯の光の量は「ルーメン(lm)」という単位で表されます。

ルーメンの数値が大きいほど懐中電灯が発する光の量は多くなり、明るく、かつ遠くまで照らすことができます。

ただ、明るければ明るいほど良いというわけではありません。光源付近の光量が多すぎると、かえって手元や足元が見えにくくなることもあります。

一般的に、手元や足元など近くを照らすだけなら50~100ルーメン、遠くまで見通したいときは200ルーメン以上のLED懐中電灯を選ぶのがおすすめです。

用途に応じて使い分けたい場合は、小型のLEDライトを2つ持っていってもよいでしょう。

電源タイプをチェック

LED懐中電灯は、電池式と充電式の2種類に分類されます。

電池式は本体に乾電池をセットするタイプで、電池が切れた場合は新しいものと交換する必要があります。手元に電池がないと、電池切れに対応できないのは不便ですが、一方で、電池さえあればいつでもどこでも点灯させられる手軽さが利点です。

充電式は、内部にバッテリーが搭載されており、USBケーブルなどを接続して充電するタイプです。こまめに充電していれば電池を準備したり、持ち歩いたりしなくてよいところが利点です。

ただ、乾電池よりも連続照射時間は短くなる傾向にあるため、登山中にバッテリーが切れてしまうおそれがあります。山には当然電源はありませんので、別途モバイルバッテリーなどを持参しなければならないのが難点です。

どちらも一長一短ですので、懐中電灯に何を求めているのかを基準に選ぶようにしましょう。

防水性能の有無をチェック

登山中は、突然雨や雪に降られることもあり得ます。

一般的な懐中電灯の場合、雨や雪で内部が濡れてしまうとショートして故障の原因になる場合があります。

登山用の懐中電灯を購入する場合は、防水性が備わった製品であるかどうかをしっかりチェックしましょう。

照射範囲や明るさの切り替え機能をチェックする

LED懐中電灯の中には、スイッチひとつで照射範囲や明るさを切り替えられる製品もあります。照射範囲を広くすれば、より広範囲を見渡すことができるため、夜間の行動に便利です。

明るさを変更できる機能があれば、シーンや用途に応じて使い分けができるようになります。

登山用LED懐中電灯おすすめ3選

LED懐中電灯にはさまざまな製品があります。

ここでは登山用LED懐中電灯の中からおすすめの商品を3つご紹介します。

ジェントス LED懐中電灯 閃

白色LEDが流通し始めた当初から、LED懐中電灯を製造・販売している老舗メーカー、ジェントスのハンディライトです。

手のひらにすっぽり収まるコンパクトサイズでありながら、明るさは350ルーメン、点灯時間6時間、照射距離141mと高い性能を誇っています。

さらにフォーカスヘッドを回せば、スポットビームからワイドビームまで無段階に調整可能で、シーンに応じて便利に使い分けられます。

明るさ350ルーメン
点灯時間6時間
照射距離141m
電源単4形アルカリ電池×3本

ジェントス LED懐中電灯 閃

ジェントス LED懐中電灯

スマートなボディが特徴的なジェントス製のLED懐中電灯です。

リフレクターレンズを採用しており、コンパクトながら広範囲をきれいに照射することができます。

さらに、25m防水機能付きですので、水中でも照射することが可能です。

照射時間も最大8時間と長持ちするところが利点です。

明るさ300ルーメン
点灯時間8時間
照射距離144m
電源単3形アルカリ乾電池×4本

ジェントス LED懐中電灯

パナソニック 懐中電灯

単1形~単4形まで、どれでも電池1本で使える便利なLEDライトです。

幅広い電池が使えるので、自宅にある買い置き電池でさっと使えるところが大きな特徴です。

パナソニック製の乾電池エボルタを使用した場合、約24時間連続使用が可能です。

さらに、単1形~単4形までの電池を同時に入れられ、スイッチで電池を切り替えることで最長約42時間連続使用できます。

また、独自技術のスイッチ方式を採用しており、フード部を回転させるだけでスイッチを簡単にON/OFFできます。

大きな取っ手がついているので持ち運びしやすく、登山はもちろん、家庭の防災用としても活用できる一品です。

明るさ約50ルーメン
点灯時間エボルタ使用時で約24時間
照射距離不明(非公開)
電源単1形~単4形いずれか1本

パナソニック 懐中電灯

登山にはLED懐中電灯を携帯するのがおすすめ

山には照明がなく、日が落ちると周囲はあっと言う間に暗くなります。また、曇りの日も視界が悪くなりやすいので、明るくて電池の持ちが長いLED懐中電灯を携帯していきましょう。

LED懐中電灯は製品によって明るさや照射距離、電源のタイプなどに違いがあります。自分が登る山の環境や、懐中電灯に求めるニーズなどに合わせて、最適な懐中電灯を選ぶようにしましょう。

中土剛志

筆者プロフィール:中土 剛志

株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。

「日本山歩きのクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。

月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。

はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次