【登山用水筒】初心者にもわかりやすい選び方|おすすめの山登り用水筒をご紹介

登山に行く際は、水筒を持参するのが基本です。

暑い夏場はもちろん、気温の低い秋冬の登山であっても、必ず水筒を用意し、こまめに水分補給を行いましょう。

水筒は製品ごとに形状、容量、飲み口の構造、保温・保冷性などに違いがありますので、登山用水筒に何を求めるのかを基準に比較検討することをおすすめします。

目次

水筒は登山に必須のアイテム!

登山中は、普通に歩いているときよりもたくさんの汗をかきます。

気温の低い秋冬の登山でも、体を動かしているとだんだん汗をかいてくるので、こまめに水分を補給をしなければなりません。

街中であれば、店や自動販売機に立ち寄って飲み物を調達することも可能ですが、山では飲料や水を確保できる場所は限られています。

舗装された登山道なら、麓に店や自動販売機が設置されている場合もありますが、そうでない場合は現地で飲料を調達できませんので、必ず水筒を持参しましょう。

ペットボトルではだめ?

単純に水分補給するだけなら、ペットボトルで良いのでは?と思う方も多いでしょう。確かに、ペットボトルはどこでも手に入りやすいうえに軽量で、しかも不要になったらゴミ箱に捨てられるというメリットがあります。

しかし、ペットボトルは耐久性が低く、足元が悪い登山道にうっかり落とすと破損してしまうおそれがあります。また、ペットボトルそのものに保温機能や保冷機能はないため、季節や気温に合わせて温かい飲み物や冷たい飲み物を用意しても、すぐに常温になってしまいます。

舗装された登山道を短時間歩くだけならペットボトルでもかまいませんが、本格的に登山を楽しみたい方や、今後も登山を趣味にしていきたい方は、水筒を用意することをおすすめします。

登山用水筒の選び方を初心者向けに徹底解説

水筒にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。同じ登山用水筒でも、目的やニーズによって最適な水筒は変わりますので、じっくり比較検討して選びましょう。

ここでは、登山用水筒の選び方のポイントを3つご紹介します。

材質の選び方

水筒に使われる材質には以下のようなものがあります。

  • アルミ 
  • ステンレス
  • プラスチック
  • ソフトパック

アルミやステンレスといった金属製の水筒は保冷・保温性が高く、飲料の温かさ、冷たさを長時間キープできるところが特徴です。耐久性を求めるならステンレス、軽さを重視するならアルミを選ぶのがおすすめです。

プラスチック製の水筒は他の素材よりも軽いところが特徴です。特に、長時間の登山では、飲料も多めに用意する必要があるので、軽量のプラスチック製水筒を選べば体への負担を軽減できます。ただし、ペットボトルと同じで保温・保冷機能はないので、専用の水筒カバーなどを装着して外気の影響を受けないよう工夫する必要があります。

ソフトパックは、飲み終えた後、コンパクトに折りたためるものが多く、かさばらないのが魅力です。金属製に比べると軽量なので、軽さと携帯性を重視する方におすすめです。

何を重視するかは人によって異なります。水筒選びで重視するポイントをあらかじめ決めておくと候補を絞りやすくなります。

容量の選び方

水筒の容量(サイズ)は複数ありますが、登山用のものは1L~2Lのものを選ぶのが基本です。

登山に必要な水分量(g)は、5g×体重(荷物含む)×登山時間で計算するのが一般的です。

たとえば、荷物を含む体重が60kgで、往復2時間程度の登山をする予定なら、5g×60kg×2h=600gです。

さらに、天気などの影響を考慮すると、やや多めに見積もって1Lの水筒を持参するのがおすすめです。

一方、5時間を超えるような長丁場の登山では、2Lの水筒を持っていったほうが良いでしょう。

2Lサイズを1本でも、1L×2本でもOKですが、水を入れるとかなりの重量になります。水筒自体は軽量タイプを選んだほうが体に負担をかけずに済みます。

フタ、飲み口の構造をチェックする

水筒のフタ・飲み口の構造は、大きく分けると、ボタンを押すだけで開けられるワンタッチ式と、フタを回して開けるスクリュー式、ストロー付きのハイドレーションの3つに分類されます。

ワンタッチ式は片手でさっと開けられて、そのまま飲める手軽さが魅力です。

一方のスクリュー式は両手で開けなければなりませんが、ワンタッチ式に比べると密閉性が高く、漏れにくいところが特徴です。

ストロー付きのハイドレーションはソフトパックの水筒にチューブストローがついているタイプです。本体はザックに収納し、チューブストローだけ外に出しておけば、いちいちザックを下ろさなくても手軽に水分を補給できます。

登山用水筒3選!初心者におすすめの商品をピックアップ

初心者におすすめの登山用水筒を3つピックアップしてご紹介します。

1. SIGG クラシックボトル

1908年創業の金属加工メーカー、SIGGのアルミボトルです。

アルミ製品のパイオニアであるSIGGのアルミボトルは、厳格な品質管理のもと、スイスの自社工場で丁寧に製造されています。

99.5%という高純度の良質アルミプレートに600トンもの圧力をかけて成型するため、本体にはまったく継ぎ目がなく、軽量なのに丈夫な作りになっています。

シンプルで使いやすいスクリュー式のキャップは密閉性が高く、飲み物を衛生的に持ち運べます。

容量0.6~1.0L
材質アルミ
本体重量105~150g
フタ・飲み口スクリュー式

 2. ナルゲン OTFボトル

ワンタッチで簡単に開けられる手軽なプラスチック製水筒です。

約710ml水が入りますが、スリムなデザインを採用しているため、ボトルホルダーやザックのサイドにもすっぽり収めることができます。

キャップは広口なので氷や飲み物も入れやすい上、お手入れも手軽に行えるところが利点です。

容量710ml
材質プラスチック
本体重量130g
フタ・飲み口ワンタッチ式

 3. エバニュー ウォーターキャリー

非常に軽く、飲み終えた後は小さく折りたたむことができる便利なプラスチック製水筒です。

口栓とキャップには雑菌の繁殖を抑える抗菌加工が施されているため、常に安全できれいな水を補給できます。

別売りのハイドレーションチューブを装着すれば、ハイドレーション型水筒として活用することも可能です。

容量900ml
材質プラスチック
本体重量29g
フタ・飲み口スクリュー式(別売りキットでハイドレーションにすることも可)

登山には機能性の高い水筒を持参しよう

登山中は思った以上に汗をかくので、こまめな水分補給が必須です。水筒は保温・保冷性が高く、かつ丈夫なので、登山初心者の方もペットボトルより水筒を用意することをおすすめします。

水筒は形状や材質、飲み口の構造などが製品ごとにまちまちなので、何を重視するのかをあらかじめ決めてから検討すると良いでしょう。

中土剛志

筆者プロフィール:中土 剛志

株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。

「日本山歩きのクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。

月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。

はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

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この記事を書いた人

筆者プロフィール:中土 剛志
株式会社センターグローブ代表。 SEOや記事制作の仕事に携わりながら、登山をライフワークとして楽しんでいます。
「日本山歩きクエスト」は、登山やハイキングをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、自身の体験をもとに立ち上げたサイトです。
月に一度は山に足を運び、これまでに富士山や剣岳といった名峰にも挑戦してきました。
迫力ある絶景も魅力ですが、畦ヶ丸や西沢渓谷のような森や渓流に癒されるひとときもいいですよね。
はじめて山歩きに挑戦する方にもやさしく紹介していますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

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